「ぼけますから、よろしくお願いします。」
アルツハイマー型認知症の診断を受けた母(80代後半)と、母の介護をする父(90代)。そしてその介護の様子を撮り続けたテレビディレクターの娘の「私」(監督:信友直子)。
まるっと。のお客さんに限らず、これだけ長生き日本になった今、「○○ガン」や「認知症」は珍しい病気ではなくなりました。
『できればなりたくない。』『認知症になったら周りに迷惑をかけてしまう』…このような言葉をよく耳にします。実際はどうなのでしょうか。。。注目度の高さからか予約はすぐ満席になりました。
それぞれのお飲み物の準備を終え、いよいよスタート⭐️
映画のなかの、広島弁での親子の会話がとても耳心地よく入ってきました。
こちらの作品をぜひみていただきたいので、細かなところは省きますが…。
特に印象に残っているのは、、、
少しずつ病気が進行するおかあさんの様子を撮り続けた直子さん(監督)の気持ち。
これはもう無理だと、仕事を辞めて介護を担うために戻ってこようかと葛藤する『私』の気持ち。
95歳のおとうさんが腰を曲げながら、おかあさんができなくなってきた家事を自分ながらにふんばる様子。
自分の変化に気付き戸惑い、娘に『どうしようか』と問うおかあさんの表情。。。
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あげたらキリがないほど、いろいろな場面で胸がギュっとなり100分があっという間で。
本当に素晴らしいドキュメンタリー映画を見させていただきました。
反響をよび、どんどんと全国に広まっていったのが頷けます。
暗いシーンばかりでなく、ほっこりとした、ちょっとぷぷっとなるシーンのときは思いっきり笑い声。
涙々のときは鼻をすする音。
時々コーヒーや柚子茶を飲みつつ、こそこそっと隣同士でしゃべりつつ…。
大きな会場ではない、まるっと。そのものというような上映会の様子であるな、、、とふと思いました。
今回、予約がいっぱいで参加できなかった方、もう一回観たい!
という方もいらっしゃり、再度どこかで予定しています。
日程が決まりましたらこちらでお知らせします。
ぜひぜひお待ちしています。